DDD SOFA by 2id Architects

 
DDD SOFA | 2id Architects

DDD SOFA | 2id Architects

 

DESIGN NOTE

  • 4枚の面材を組み合わせたシンプルなソファ

  • 日本的なデザイン言語による構成

  • 300mmと低く設えた座面

EN

photography : 2id Architects

words : Reiji Yamakura/IDREIT

 
 

2id Architectsの岡田宰が設計した、浜松の工業地域に新築された二世帯住宅「Dan Dan Dan House」のリビングルームのために、同じく岡田によりデザインされたソファ。デザインの意図を尋ねると、「畳敷きのリビングに適したソファは、既製品に適当なものが見つからず、オリジナルデザインを提案したものです。この空間に一般的なソファを置くとボリュームが大きくなり過ぎると考え、和室で使われる座椅子のような存在感を意識しながら、座面高さを300mmと低く抑え、空間に開放感と広がりを生むようにデザインしました。素材にはオークを用い、日本的なデザイン言語をもとに、座面と側板となる面材4枚に貫を加えたシンプルな構成としています」。実現にあたり、面を組み合わせたシンプルな構造のため、接合部の強度を保つことに苦労したという。また、床との設置面をできるだけ少なくし、浮遊感と軽快さを与えたとのこと。

この住居におけるソファの役割として、「ソファに座って過ごす生活シーンと、畳に直接座ったり寝転んだり過ごすシーンが自然と繋がり、家族の交流が生まれ、リビングがより居心地のよい空間へと変化することを期待しています」と語ってくれた。

(文中敬称略)

 

DETAIL

座面、背、側板は25mm厚のオークを4枚組み合わせたシンプルな形状。

座面、背、側板は25mm厚のオークを4枚組み合わせたシンプルな形状。

日本のデザインボキャブラリーを意識したという、浮遊感のあるデザイン。座面下は貫で補強している。

日本のデザインボキャブラリーを意識したという、浮遊感のあるデザイン。座面下は貫で補強している。

2id Architactsが設計した二世帯住宅「Dan Dan Dan House」。この畳敷きのリビングルームのためにDDD SOFAはデザインされた。photography: Kiyoshi Nishioka

2id Architactsが設計した二世帯住宅「Dan Dan Dan House」。この畳敷きのリビングルームのためにDDD SOFAはデザインされた。photography: Kiyoshi Nishioka

 

CREDIT

名称:DDD SOFA

設計:2id Architects 岡田 宰

製作:Dear Native Co. Yuichi Isobe


完成:2020年

素材: フレーム/オーク材 t25 オイル染色仕上げ クッション/ファブリック張り

 

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