LULULU LIBRARY by Chisaki Daikai
大阪芸術大学 デザイン学科 空間デザインコース
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私はこれまで図書館で本を読む際、ただ本棚と机が並べられただけで使いづらいと感じてい ました。また、現代ではデジタル化が進み紙媒体が衰退しています。このことから、紙媒体 である本と誰でも触れ合える図書館という場所をもっと本を読みたくなる空間、用事がなく てもふらっと立ち寄れる施設にすることで本と人との接点を作ることができると考えました。
施設内は空間をグラデーションになるよう区切り、本を読むシーンに合わせて自分で空間を 選ぶことができます。また実用書などを使用して料理や工芸など実際に作業できるスペース、 24時間いつでも本を読みに来ることができるなど本を読むだけでなく、様々な体験や行為 ができることから体験や行為を動詞の〇〇するの「る」と置き換え、たくさんの「る」で「る るる図書館」とネーミングしました。
空間のグラデーションで本と人と空間を、不定形で風に吹かれるような波打つファサードは 外部と内部を、既存の道の上に構成された図書館内は通行人が自然と出入りを繰り返し日常 と本を、このような様々な繋がりを生み出す図書館となっています。
words: Chisaki Daikai
CREDIT
作品名:るるる図書館
氏名 :大海千咲
学校名:大阪芸術大学 デザイン学科 空間デザインコース
卒業年:2021
応募カテゴリー:インテリアデザイン