0 TABLE by Chie Tanaka

多摩美術大学 環境デザイン学科 インテリアコース

 
 

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在るようで無い。

無いようで在る。

朧げな人間の潜在意識に作用する家具の提案。

太さ0.74ミリ、8ミリピッチに並んだ楕円の穴に刺さる17956本のテグスたちは移り行く景色や光と共に変化し、操作されていながらも偶発的で自然なばらつきを魅せる。

また、テグスを曲げることによる強度と密度の操作により、ものを置くことを可能としました。物を置く瞬間に微かに揺れる感覚は日常に少しの変化を与える。 

いつの時代も家具が生活の側にありその時代ごとに形を変えてきた。ミニマムに生きる人が増えた今、家に置く家具一つ一つの価値が大きくなっていると感じる。そんな時代を生きる家具であり、置かれた空間のエレメントとなることだろう。 

機能や便利さだけでなく、心が動く感動や、物の見方が変わる瞬間などを生み出すこともデザインの力だと思う。その可能性は無限大でこれからも探り続けていきたいと考えている。

 デザインと機能が表裏一体になりつつある現代に、この[0 table]を提案する。

words: Chie Tanaka

 
 

CREDIT

作品名:0 table (zero table)

氏名:田中 千絵

学校名:多摩美術大学 環境デザイン学科 インテリアデザインコース

卒業年:2021

 

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