DARUMA by Kosuke Kagami
多摩美術大学 環境デザイン学科 インテリア専攻
自分で今まで使われて来なかった素材を使いその素材適した形を探り、身体に一番近い家具である椅子を作り方も含めてデザインした。
現代においてどのような素材を使うことに必然性があるのかを考え、身の回りにある既製品でスタディーをしていたがどれも必然性を見出せなかったが、リサーチを進め和紙を製造する過程で発生する不要な繊維を用いることにした。
どのようにすれば家具に耐えうる強度を持たせることができるか様々な実験を行った。
どのような厚さでどれくらいの強度があるのか、また乾燥することでどれくらい縮むのかの検証を行った。湿った状態だとすぐに崩れてしまうため日本の伝統的な紙細工である張り子のように型の周りに貼り付けて乾燥させ製作した。
そこで直線的な形よりも曲線的な形の方で全体が一体となった形が適していることがわかった。一般的な椅子が持っている前後左右の方向性をなくし半球を基本に考えた。
words: Kosuke Kagami
CREDIT
作品名:DARUMA
氏名 :加々美洸介
学校名: 多摩美術大学 環境デザイン学科 インテリア専攻
卒業年:2021
応募カテゴリー:家具デザイン