［終了］Smiles: が設計者を募集中

JOB | Special Interview

※当求人の募集は終了しました

「世の中の体温をあげる」というメッセージを掲げ、「Soup Stock Tokyo」や「PASS THE BATON」などを展開する株式会社スマイルズが、店舗・空間設計を担当するデザイナーを募集している。

この数年、同社のクリエイティブ本部では自社店舗のみならず、社外プロジェクトのプロデュースを手掛けることが増えているという。いわゆる設計事務所とは異なる立ち位置で、インハウスとして手掛けるデザインの面白さや、求める人材について、デザイン部を率いる齋藤正人さんに話を聞いた。

東京・中目黒のスマイルズ本社オフィス

デザイン部の店舗開発グループでは、「Soup Stock Tokyo」や「100本のスプーン」など自社店舗の設計に加え、この3、4年は社外の業態開発やプロデュース案件のために、オフィスや店舗の空間デザイン、レジデンスのインテリアコーディネートまで含め、幅広いデザインを提案しているという。

実際の仕事内容について尋ねると「今回募集するのは、空間デザインと店舗設計をするデザイナー職なので、設計の知識と経験があり、ものをつくる仕事が好きな方からの応募を期待しています。店舗開発グループが所属するクリエイティブ本部には、グラフィックやWEBを専門とするチームがおり、また、コンサルティングやプロジェクトマネジメント、PRを担当するメンバーから料理人までいるため、自分一人のアイデアに凝り固まることなく、通常のデザイン事務所とはまったく異なる視点を取り入れながらデザインをすることができます。専門領域を持つメンバーの集合体の中で、コミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていける環境は、他社との大きな違いだと思います」。

スマイルズが業態開発から関わった、本と出会うための本屋「文喫」（東京・六本木/ 2018年開業）。　クライアント：日本出版販売株式会社　担当範囲：Branding, Produce, Web, Design, Planning, PR, Space

デザインする対象については「今年前半に僕たちが手掛けたのは、社内が6割か7割くらい、残りが社外プロジェクトという割合でした。新しく入ってもらう方には、最初は自社店舗を中心に担当してもらうことになると思いますが、将来は社外の開発に携わっていけることもスマイルズで働く魅力だと思います」

インハウスデザイナーとしての仕事では、店舗数の多い「Soup Stock Tokyo」を例に挙げると、新規出店や既存店のリフレッシュ、リロケーションなどさまざまな場面での設計が求められるという。「近年、Soup Stock Tokyoでは個店ごとの色を出していこうとしているので、多店舗展開する業態ですが、各店ごとにストーリーを組み立ててデザインをしています。設計者がストーリーを丁寧に形にすることで、その意味が店舗で働くスタッフに伝わり、スタッフがブランドの表現者としてお客様に伝えていくことができると思っています」。

2020年6月11日に、京都にオープン予定の「お茶と酒たすき新風館」の店舗ファサードと店内

2020年5月にオープンした、ファミリーレストラン「100本のスプーン TACHIKAWA」と、店内の壁に飾られたテキスタイルのディテール

最後に、どんな方を採用したいかをストレートに尋ねると「デザインに夢中になれる人、壁があっても乗り越えようとする人と一緒に働きたいですね。社内ではよく、“思考と実行”という言葉を使うのですが、思考だけでは十分ではなく、実行が伴ってこそ思考が生きる、と僕たちは考えています。設計者として自分の意思を持った上で、もしデザインに改善点があれば、そこに対して前向きにアプローチしていくことが必要な仕事だと思います」。

クリエイティブな外部ブレーンとしてもスマイルズへの注目度が増す中、インハウスデザイナーながら、幅広いプロジェクトに参画できるポジションの募集である。さまざまな業種に積極的に関われる人に応募してほしいとの理由から、飲食店の設計経験何年以上といった条件は無いので、スマイルズという“文化”の中で、設計チームの一員としてチャレンジしてみたい実務経験をお持ちの方は、ぜひご応募を！